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2008年5月17日 (土)

深夜の帰宅

午後1時に始まった手術は、予定の5時間を過ぎても終わらなかった。
ICUの近くの椅子で、やきもきしながら待つ。待つしかない。
手術室の扉が開くたび緊張して立ち上がるが、別の患者さんだ。

手術室は7つある。第1から第3、そして第5から第8。
つまり四はない。

夜9時、とうとう消灯時刻が来て、廊下が真っ暗になってしまった。
いやがうえにも不安が募るが、そのとき、もぐ太をのせたベッドが運び出されてきた。
生きていたー。

まもなく先生に呼ばれ、手術の説明を受けた。
やはり出血が多く、困難な手術になった。正常組織を守るため腫瘍をいくらか残さざるを得なかった。
迅速検査をみる限りでは、腫瘍は悪性。
正確な所見は一週間後にとのこと。

集中治療室のもぐ太をほんの数分だけ見舞う。麻酔から醒めきっていない。
でも、自分の名前は言えた。言語能力は大丈夫だ。

ICUから廊下に出たときは、さすがに少しふらついた。
術後の急変があれば電話で呼ぶから帰宅しなさい、と指示される。
電車の中で涙がにじみそうになったが、こらえることができた。

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